- 物件概要
- 株式会社ブリヂストン
- 住所
- 東京都中央区京橋三丁目一番一号東京スクエアガーデン
- 完成年月
- 2013年12月
- 主な納入製品
- プロジェクトマネジメント(PM)・内装・地域産材の活用(Econifa)・サイネージ・会議室予約表示システム
※ 上記は、竣工時の情報です。
オフィス(企業・団体)
掲載日:2014年4月16日
※ 上記は、竣工時の情報です。
ボトムアップ型のプロジェクト
ブリヂストン様新本社オフィス構築プロジェクトで大切にしたことはいかに「チームワークとコミュニケーションが活性化するオフィス」を具現化するかということであり、その検討の精度を高めるために、さまざまなサーベイ(分析・調査)を実施するとともに、8つのワーキングチームを構成し、各々のテーマに関連する部門の方々にも参加いただくボトムアップ型のプロジェクトを実施いたしました。結果として移転後、お客様満足度が大きく向上するなど、品質の高いオフィスが構築できたと感じます。
約15カ月にわたる大規模移転プロジェクトの大部分を常駐形式で推進させていただきましたが、結果としてお客様との密度の高いコミュニケーションを通じ、本質を掘り下げる議論がしっかりとできました。また移転先のビル関係者様、各工事会社様をはじめとする多くのステークホルダーともしっかりとベクトルを合わせられたことで、大規模プロジェクトを円滑に推進することができたのではないかと考えています。
移転プロジェクトでは、「Lean(無駄のない)&Strategic(戦略的な)」というお客様の基本理念を念頭に、コンセプトである「チームワークとコミュニケーションが活性化するオフィス」を具現化することが命題でした。
基本計画から約2年間、お客様とイトーキのPJメンバーで「チーム力をあげるには?」「会話は、何から生まれる?」「集うような仕掛けづくりは?」と何度も議論を交わし、オフィスを構築していきました。
完成したオフィスは、中央階に「受付」や「会議室」などの"内外の人が集まる機能を集約"することで、全体のコミュニケーションを活性化させる仕組みを、また、執務フロアでは、業務に集中することができる工夫と"リラックスして会話が生まれる空間の配置"で、自在なモードの切り替えを促す仕掛けを採用しました。デザインでは、歴史ある家具や既存什器を転用しながら、新規の家具との調和を図り、集うための雰囲気をづくりに配慮しました。
オフィスが完成して終わりではなく、いかに人が集うように仕掛けづくりを行うかを検証し、熟考することでコンセプトを実現できたと思います。