掲載日:2017年2月16日

神奈川県住宅供給公社 フロール横浜山手

第60回神奈川建築コンクール最優秀賞 受賞

フロール横浜山手外観。中庭を囲むように住居棟が配置されている

フロール横浜山手外観。中庭を囲むように住居棟が配置されている

神奈川県の南西部に位置する中井町。造成する前の森の姿

伐採され搬出を待つクヌギやコナラ

完成したメガソーラー発電所。太陽光パネルの枚数は約4万枚にのぼる

中井町のクヌギやコナラはフロール横浜山手の内装材として活用された

床材と壁材のもつ木の風合いが空間の印象に強い影響を与える

床材はクヌギ・コナラの複合フローリング

壁材は突板合板の水性ウレタン塗装仕上げ

居室から中庭を見る。木の内装材と中庭の緑がマッチする

住戸に囲まれる中庭。ゆずの木は中井町から移植した

洗練された雰囲気と木のぬくもりが融合した居住空間

洗練された雰囲気と木のぬくもりが融合した居住空間

業種
機能

神奈川県下に約13,500戸の賃貸住宅を所有し、賃貸住宅や高齢者向け住宅、賃貸施設等の管理事業を行っている神奈川県住宅供給公社。

同公社では中井町に所有する土地を無償で貸与し、県・町・事業者との連携でメガソーラー発電事業に参画。事業化に伴い伐採することになった里山のクヌギやコナラを横浜市中区にある昭和26年竣工の旧大和町団地の建替えの際に、新築賃貸住宅「フロール横浜山手」の住戸や集会室の内装材として、フローリングや突板合板に加工して活用。

建物はシンプルで洗礼された印象をもつ地上3階建て、総戸数62戸。間口を広く、奥行きを浅くした住居棟が中庭を囲むように環状にレイアウトされ、人々が集うコミュニティの創出をめざした造りである。住戸はワイドスパン設計で、バルコニー側の広い窓から光と風を取り込める。通風や採光など自然の心地よさを活かした空間に、木の持つ風合いがあたたかな雰囲気をもたらす。付加価値の高い賃貸住宅を提供することに成功した。

今回の里山の木材を活用した内装材の開発は、全国的に進行する里山の荒廃に対する取り組みのひとつのモデルとなったといえる。

物件概要
神奈川県住宅供給公社 フロール横浜山手
住所
横浜市中区大和町
完成年月
2015年
規模(人数)
約1,000人
主な納入製品
Econifa(クヌギ・コナラ複合フローリング、内装用突板合板)

※ 上記は、竣工時の情報です。

神奈川県住宅供給公社の動画サイトにてフロール横浜山手PR動画を配信しています。
http://www.kanagawa-jk.or.jp/movie/

完成したメガソーラー発電所。太陽光パネルの枚数は約4万枚にのぼる

床材はクヌギ・コナラの複合フローリング

住戸に囲まれる中庭。ゆずの木は中井町から移植した

Comment

小島 勇
Designer
小島 勇
Isam Kojima

今回、活用した神奈川県中井町の山林はいわゆる「里山」であり、そこに多く植生するクヌギやコナラは薪や木炭などに使用されてきました。硬く、取り扱いが難しいため、建築材料としては不向きとされてきましたが、Econifaのネットワークにより、里山の木を内装材として仕上げ有効に活用することができました。

フロール横浜山手は申込み開始後すぐに満室に。そして2016年の神奈川県と横浜市など12市が主催する第60回神奈川建築コンクールで最優秀賞を受賞しました。

地球環境に配慮しながら、木の持つ魅力を付加価値として反映した住宅が完成しました。

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