- 物件概要
- 株式会社あおぞら銀行 横浜支店
- 住所
- 神奈川県横浜市
- 完成年月
- 2020年6月
- 規模
- 350㎡
- 入居者数
- 24人
※ 上記は、竣工時の情報です。
金融
掲載日:2021年8月4日
※ 上記は、竣工時の情報です。
横浜の地域性を反映したデザインと受付カウンターを持たない空間設計で新しいスタイルの銀行店舗を実現。
「新しい店舗のあり方」を追求する中で、イトーキからの「カウンターを設けないデザイン」の提案は、「私たちがイメージするリテールの方向性を明確に示した提案でした」(あおぞら銀行 管理部 ファシリティグループ グループ長 千葉智康氏)。
コンペ後は、じっくりと時間を掛けて「AOZORA PORT」というコンセプトをつくり、また、円形が印象的なナビゲーションブースのモックアップも制作するなど、パートナーとして一緒に考え、眺望の良いロケーションを活かした、「上質感と特別感」のある、おもてなしの空間を実現していただきました(あおぞら銀行 管理部 企画グループ 部長代理 新井宣裕氏)。
この空間構築においては、R型のガラスサッシュ・波型の天井ルーバー・照明の陰影具合など、細部にまで拘りをもったクオリティの高い店舗構築を実現することができました。
プロジェクト期間中には緊急事態宣言の発令もあり、難しい判断を迫られる場面も多々ありましたが、施主含め関係各社皆様の多大なるご尽力のお陰で、最後まで一切妥協のない空間づくりに専念する事ができました。この場を借りて御礼申し上げたいと思います。
この横浜支店が、あおぞら銀行様のさらなる飛躍の場として、これからも活用し続けられる事を期待しています。
既存の店舗コンセプトの再構築という依頼にこたえる形でコンペから参加させていただいたプロジェクトです。カウンターを無くすことでお客様に新しい体験をもたらし、行員の方々の働き方にも変化を与えるようなコンセプチュアルな提案を行いました。
銀行サービスがデジタル化へと大きく変化していく環境の中で、これからの店舗サービスはどのようなものになっていくかを何度も議論しながら空間デザインに反映させていきました。それに加えて、横浜らしさの表現や特別感・上質感といった多面的な観点からデザインを行い、そこにしかないオリジナルな店舗を目指しました。あおぞら銀行様と何度も議論を重ねた成果として、一つ一つのエレメントや素材に意味があり、ストーリーがある密度の濃い空間が実現したと感じています。